昨日(1月22日)にTBSテレビで放送された番組「世界・ふしぎ発見!」のテーマは「ミステリアス!ニュージーランド 世界一美しい散歩道を行く」というものでした。2年前にテレビ東京で放送されていた「おいしい散歩道」を見て以来、「散歩道」を紹介する番組の魅力にひかれるようになったので、新聞のテレビ欄を見た私は9時からこの番組を見てみました。
ニュージーランド南西部のフィヨルドランド国立公園にある「ミルフォード・トラック」という名の道で、全長なんと54キロを3泊4日で歩くトレッキングコースです。貴重な動植物の宝庫と言われていて、沿道には絶景ポイントもあり、「世界一美しい散歩道」と呼ばれているそうです。自然保護のため入場者数が1日100人に限定されているそうです。
ミステリーハンターの竹内海南江さんが、沿道の動植物や風景を紹介しながら実際に54キロを歩いて踏破。実際には「気軽にお散歩」とはとても言えない厳しいコースで、途中で大雨に見舞われ苦労しながらもゴール地点にたどり着いたシーンはちょっと感動しました。5キロくらい歩くとすぐに脚が棒になってしまう私は「まだまだかなわないなあ」って思いました。
ところで目を日本に向け、「日本一美しい散歩道はどこか?」について少し考えてみました。日本には様々な道があるし、人それぞれによって美しいという感じ方は異なりますから、これは難問です。最近ホットなのは世界遺産に登録された熊野古道も候補の1つに挙げられると思いますし、自分が経験した中で言えば約20年前に尾瀬ヶ原を歩いた時の思い出は今でも残っています。他にも多くの街道や自然探索路は全国にたくさんあるので、1つに絞るのはやはり無理かな。
ちなみに個人的に好きな散歩道は、福島県の裏磐梯にある五色沼(ごしきぬま)を散策するルート「五色沼自然探勝路」です。国道459号の「五色沼入口」バス停から同「磐梯高原駅」バス停までの約3.6キロ、片道約1時間の気軽に歩ける散策路です。途中に大小さまざまな沼があり、それぞれ青や緑など独特な色をした沼をめぐりながら歩くコースです。一方の入口からもう一方を結ぶバスがあるので、車で来た人でも片道だけ歩くことも可能です。私は今までに3回(1979年、1998年、2002年)歩いたことがあって、機会があればまた行ってみたいです。きっと今頃は一面の雪に埋もれているのでしょうね。
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