昨年(2003年)の交通事故の統計値が確定し、発表されたので紹介します。
昨年に茨城県内で起きた交通事故の死者数は291人で、前年と比べて40人の減少となりました。年間の交通事故死者数が300人を下回ったのは、1965年(昭和40年)以来、38年ぶりとなりました。茨城県警では、飲酒運転の罰則強化やシートベルトの着用率の向上などにより、交通事故死者の減少につながったと見ているそうです。昨年の飲酒運転による死者数は35人で前年比2人減となり、90人台を記録して最近のピークだった6年前の1997年と比べて著しく減少していることがわかります。
また全国ワースト順位でみると、茨城県の交通事故死者数は全国ワースト9位でした。こちらの方は「全国ワースト10位以内」という記録が1971年(昭和46年)から33年連続となり、残念ながら更新されたことになります。しかし前後の順位にある都道府県の数値とは接近しており、仮に死者数があと6人少ない285人であったなら、全国ワースト10位以内を脱却することができたことになるようです。
しかし、全国で年間に7,700人、茨城県で300人近い方が交通事故で亡くなっているという現実はなお重く受け止めなければならないと思います。自分も運転をする際は安全運転を一層心がけていきたいと思います。