県道道メモ(2003年11月9日)

おニューな歩行者用信号

さっそくですが、以下の写真をご覧ください。一見普通の歩行者用信号なのですが、通常の信号と少し異なるところがあります。わかりますでしょうか?

歩行者用信号(青) 歩行者用信号(赤)

そう、通常の歩行者用信号は背景の部分が青もしくは赤に光り、人の絵の部分は白いのですが、この信号は人の絵の部分そのものが青または赤に光っています。従来の信号は電球によるものだったのですが、この信号はLED方式により光る新しい種類のもので、太陽の光が反射してまぶしい時でも視認性が高く、また電気代も電球式に比べ安く済むので、今後各地に順次導入されていくそうです。

この信号を初めて見つけたのは1ヶ月くらい前、土浦市の土浦港付近でした。以前は土浦市はなんとなく普通の商業都市という印象を持っていたのですが、霞ヶ浦の入り江がすぐそばにあり、港町としても情緒豊かな町だというのを最近になり感じるようになりました。土浦駅から徒歩でもわずかな距離で土浦港にたどり着くことができます。この付近のいくつかの交差点でこの種類の歩行者用信号がたくさん見つかり、霞ヶ浦遊覧船などが停泊している港のそばでおしゃれな歩行者用信号がとてもマッチしていました。

ところでこの信号の写真を撮影したらひとつのことがわかりました。例えば青信号の写真を撮ろうと思いシャッターを切っても、できた写真を見るとたいていの場合は光っている部分が消えてしまうのです。従来の電球式信号の場合はこんな現象は起きないので、不思議な感じがしました。私の勝手な予想では、LED方式は蛍光灯みたいに目に見えないスピードで点滅しているのかな、と思いましたが詳しくはわかりません。というわけで、信号の写真を撮ろうとしても数回に1回くらいしか成功しませんでした。きちんと撮影しようとするとシャッタースピードを調節する必要があるのかもしれませんね。

歩行者用信号(光が消えた状態)
青信号を撮ったつもりでも光が消えた状態で撮影されてしまう。