県道道メモ(2003年8月12日)

県北へ行ってきました

先週末の日曜日(8月10日)は台風一過の青空が広がったので、久しぶりに茨城県の北部(県北地方)へ行ってきました。とはいうものの、いつものことなんですが出発が遅かったので、主に巡ったのは日立市・里美村・水府村の付近で、あまり多くは回れませんでした。

県北地方へ行くのはほんとに久しぶりで、実は今年になってこれまで茨城県で最も北に行ったのはひたちなか市の国営ひたち海浜公園だったので、茨城県道のサイトとしてはこれではいかんと思い、県北へ行きたい気持ちが高まってました。

近頃なんとなくトンネルに興味を持つようになってきて、茨城のトンネルはまだほとんど訪問していないことに気付いたので、目的の1つは県北地方に点在するトンネルを巡ることでした。結局今回は3ヶ所を訪れました。そのうちの1つが県道36号(日立山方線)の本山トンネル(読み方はたぶん「もとやまトンネル」)です。本山トンネルは日立市中心部と同市の中里地区を結ぶ峠を貫くもので、入口にある銘板によると延長は942メートルです。

日立市中心部方面の入口の手前にはわずかに車が駐車できるスペースがあり、車を停めてトンネルを撮影。次にトンネルを通過し、反対の中里方面にも駐車スペースがあったのでもう1度車を停めて撮影しに行こうとしたら、どこからともなく声が聞こえてきました。はじめは鳥の鳴き声かと思ったのですがどうも違う。「ニャー」、猫の鳴き声でした。車を降りるとすごく小さな子猫がこちらを向いて鳴いていました。黒いブチのある、まだ生まれてあまり間がたっていないと思われる子猫でした。私がトンネル入口へ行こうと歩き始めたら、ニャーと言いながら後をついてくるんです。このままトンネル入口へ向かうと車にひかれる危険があったので、やむなくトンネル撮影は断念。本山トンネルには旧道があるらしく、車両は通行止ですが徒歩で探索ができればしたいと思ってましたがこちらも中止。立ち止まると子猫は私の足にすりすりしてじゃれていました。

こんな山中の峠道にこんなに小さな猫がいるのはちょっと不自然だったので、捨て猫かなと思い、あまりにかわいかったので連れて帰りたい気持ちがわいてきたのですが、事情を考えると私の家ではペットは飼えないし、もし飼ったとしても育てる自信はなかったので、私より前に来た人が置いていったと思われるパンを猫がかじっているスキに、後ろ髪を引かれる思いでその場を立ち去りました。

ちなみに子猫がいたのは本山トンネルの100メートルほど西側、西行き車線沿いにある、砂利の地面になっていてかなり広い駐車スペースです。トンネル前後の県道36号は交通量が比較的多く、それぞれの車のスピードも高いので、今頃どうしてるかなと今でも心配です。

長くなってきたので、この日のレポートは次回へ続く…(かもしれない。あまり期待しないでね)

本山トンネル
県道36号(日立山方線)本山トンネル(日立市街側入口)。