県道道メモ(2003年7月2日)

県道359号(百里飛行場線)の区域が決定

6月30日付の茨城県報で、2001年12月に認定された新しい県道である、県道359号(百里飛行場線)の道路区域が決定との旨が告示されました。決定された区域は小川町与沢〜同町野田の約2.8キロメートルです。

ピックアップ茨城県報というコーナーを作っている割には、県道についての告示の手続きに関して実はよくわかっていないのですが、普段の告示を読んでいて何となく把握した県道開通までの流れは

  1. 【県道の認定】新しい県道が(たぶん県議会の議決を経て)認定される
  2. 【区域の決定】道路を計画する上で、県道の路線の区域が(たぶん図面上で)決定される
  3. 【供用の開始】当該区域の道路建設工事が完了して供用が開始される

というような感じかな、と思っています(確信はありません)。今回の告示は2番目の「区域の決定」に当たり、開通はまだしていないのではないかと思います。違っていたらすみません。やっぱり一度現地を訪れて確認してみないとダメですね。

百里飛行場の位置

さて、この県道百里飛行場線は、百里飛行場民間共用化事業の一環として認定されたものだと理解しています。百里飛行場(ひゃくりひこうじょう)について簡単に説明しますと、現在は航空自衛隊の基地として使われている小川町の百里飛行場を民間に開放し、旅客機が発着する空港にしようという計画です。茨城県をはじめ北関東の各地からの利用者を見込み、これらの地区の住民にとって航空利用の利便性が増すとの触れ込みで、2006年頃の開港を目指しています。

詳しくは以下のページを参考にして下さい。

この事業についての行政側の資料を読むと、かなりイケイケドンドンという感じでメリットばかりが強調されていますが、全国各地の地方空港がどこも採算が苦しい現状を見聞きしているので、実際はどうなのかなあという不安は確かにあります。移動が便利になるのは確かに良いことだけど、のちのち困ったことにならないように進めていってほしいと思います。