画像をクリックすると拡大します。
久慈川を渡り、那珂市と常陸太田市を結ぶ木島大橋(きじまおおはし)が、半年前の2009年3月28日に開通しました。橋の開通により、下流にある国道349号の幸久橋などの混雑緩和や、常陸那珂港周辺の開発効果を県北内陸部へ広げる役割が期待されているそうです。
木島大橋は県道62号(常陸那珂港山方線)のバイパスの一部として建設されていました。バイパス(全長約5.5キロメートル)の区間は2001年(平成13年)7月30日に区域決定され、建設が進められていました。今回の木島大橋の開通により、旧道(延長約6.2キロメートル)の方は今年の4月2日に移管(市道へ降格)されたため、バイパス側が名実ともに本線となりました。県道としてはかなり大きなルート変更となりました。
私が訪れたときは、開通から間もないからか交通量はいたって少なめで、やはり新しい橋なので橋脚や欄干などが新品のようにピカピカだったのが印象的でした。
神栖市と潮来市を結ぶ有料道路「水郷有料道路」が、今年の年末をめどに無料開放される見通しになりました。
水郷有料道路は1974年(昭和49年)4月に開通し、計画では2013年4月までが料金徴収期間になっていましたが、事業費全額の償還が2年前(2007年)にすでに終わっており、道路整備特別措置法の規定による特例制度を準用して現在も料金が徴収されていることが少し前に明らかになりました。そのため地元では早期無料化を求める声が日を追うごとに高まっていましたが、今年6月の県議会で、知事が無料化前倒しを明言。現在は無料化に向けた手続きが進められているものとみられます。
写真は水郷有料道路の料金所です。料金所をしばらく眺めていると、上下線とも自動車がひっきりなしに通過していて、償還が早く終わるほどの黒字路線であることが見ていてもよくわかりました。この料金所も無料化された後は撤去されることになるのかも知れません。
前回に引き続き鹿島鉄道シリーズ。2007年3月末をもって廃止になった鹿島鉄道で、主要駅の1つであった常陸小川駅には、駅から延びる県道338号(常陸小川停車場線)が存在していましたが、この県道路線も約1年後の2008年4月17日に廃止になりました。しかし現地には現在も県道338号の県道標識が残されていました。
この道路の奥の突き当たりに、かつての常陸小川駅がありましたが、現在は駅舎は取り壊されて更地になっています(駅舎跡地に近づいて撮影した写真)。