ここでは、過去にトップページの「カバーショット」に掲載した写真をまとめて置いています。
トップページの「カバーショット」のコーナーは、2006年までは毎月1日・15日前後に更新していましたが、2007年からネタ切れ警報発令中のため毎月1日前後にのみ更新しています。
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取手市内のあるT字路の交差点に立っている左折禁止標識なのですが、その補助標識には「その他の車両(軽車両を除く) 土・日・休日を除く 8.00–8.30」と書かれています。
うーん、「その他の車両」って、いったい何を指すのでしょう。
笠間市内を歩いていたら、非常に魅惑的なトンネルがあるのを偶然に見つけました。予備知識が全くなかったので、突然目の前に出現したときはビックリしました。
このトンネルの名称は不明で、長さも正確には不明ですが、目視では50メートルくらいだったように思います。高さは人がかがまずに通れる程度で圧迫感があり、実際に歩いて通り抜けてみましたが昼間でも少し怖かったです。
このトンネルは、付近にあった看板や記念碑の記述を見た限りでは、1964年(昭和39年)頃に笠間市道として建設されたようで、現在でも市道に区分されているようです。現在は車両は通行できない措置が取られていますが、2000年(平成12年)頃までは車両が通れたらしいです(以上、確証がないので違っていたらすみません)。いずれにしても詳細な経緯についてはまだよくわかっていないので、今後機会があれば調べてみたいです。
【追記(2012年1月4日)】これを読んだ方からいただいた情報によりますと、このトンネルを含む市道は2002年(平成14年)に車両通行不可の措置がとられたようです。またこのトンネルは延長65メートル、幅員2.5メートルで、市道の正式名称は「笠間市道(笠)0235号」で現在も市道であるようです。情報をどうもありがとうございました。
前回に引き続き「細かい標識」シリーズ。水戸市内を通っていたら「重量制限3.0トン この先655メートル」の予告標識がありました。
うーん、「この先650メートル」とかでも全く問題ないと思うのですが……。
那珂市の市道上で「登り勾配9.61%」の注意標識を見つけました。うーん、そこまで細かい数字にしなくてもいいのでは…。
実は以前に茨城県内では、これを上回る小数点以下3桁まである「8.578%」の登り勾配標識を見つけたこともあるのですが、10年近く前のことなので今も残っているかな…?
茨城県南西部を通る関東鉄道常総線の中妻(なかつま)駅〜三妻(みつま)駅間を走る1両編成の列車です。列車の横に2つの白い大きな物体が見えますが、これは将来ここに跨線橋が架けられる予定になっていて、現在はその橋脚だけが姿を現しているものです。
この跨線橋は現在建設中の中妻(なかつま)バイパスの一部になっています。中妻バイパスは県道123号(土浦坂東線)のバイパスで、国道294号から分岐し、前回の本欄で紹介した美妻橋へダイレクトに接続する予定になっていて、現在鋭意建設が進められています(平成24年完成予定)。
写真は1年近く前に撮影したものなので、現在はもっと建設が進んでいるかもしれません。将来跨線橋が完成してバイパスが開通したら、また同じ場所で常総線の列車を撮ってみたいと思っています。
ゲレンデ国県道シリーズ。写真は群馬県嬬恋村の「万座温泉スキー場」にあるリフトの1つ「朝日山第1ロマンスリフト」の降り場ですが、この場所は国道292号の道路と接しており、スキーヤーやスノーボーダーが冬季閉鎖中の国道292号の上に立つことが可能になっています。
国道292号は群馬県長野原町から新潟県上越市(ただし法令上の終点は新井市゠現・妙高市)へ至る国道で、日本の国道最高地点(標高2,172メートル)を通る国道としても知られています。このリフト降り場は国道最高地点から群馬県側へ3キロほど下った所になります。
写真右側に国道292号のアスファルト路面が一部だけ顔を出しており、右端に少し見えるのが道路の側壁で、国道は写真右下から右上方向への登り右カーブとなっています。残念ながらこの場所に国道標識は立っておらず、一般の人々は特に意識せずにスキーやスノーボードを楽しんでいましたが、私はこの場所で国道をじっくり観察し、スキーをはいて国道上に立つという感慨にしばしの間ひたりました。
かつて常磐線の土浦駅と水戸線の岩瀬駅とを結んでいた筑波鉄道の樺穂駅(かばほえき)跡地から少し歩いた所に、写真の鳥居が建立されています。鳥居をくぐる道は樺穂駅と近隣の県道をつなぐ県道349号(樺穂停車場線)だった道路で、昭和62年3月31日をもって筑波鉄道が廃止になったのち、平成7年8月24日に県道樺穂停車場線も廃止になりました。
鳥居の背後に見える山は古くから山岳信仰の対象になっていた加波山(かばさん)に連なる山々で、明治時代に発生した加波山事件の舞台となった場所としても知られています。
この鳥居の裏面には「大正十五年四月八日建之」と刻まれていました。筑波鉄道の樺穂駅が開業したのが大正11年3月だそうなので、駅が開業してから4年後に建てられたようです。以来多くの参拝客がこの鳥居をくぐり、加波山へ向かったものと想像されますが、鉄道が廃止された今は人通りもなくひっそりと静まり返っており、鳥居の威厳のみがこの地の過去の繁栄を現在まで伝えています。
茨城県西部から南部を流れる小貝川(こかいがわ)を渡り、つくば市と常総市を結んでいる福雷橋(ふくらいはし)です。橋の銘板には「昭和三年四月竣功」と刻まれていました。
筆者が調べたところによると、この橋はかつての県道土浦岩井線であり、この付近では小貝川を渡る唯一の橋でした。その後、ここから約1キロ下流に県道土浦岩井線のバイパスとして新福雷橋(しんふくらいはし)が昭和60年7月2日に完成・供用開始され、福雷橋を含む区間は旧道となり、翌年の昭和61年6月2日に県道から降格となりました。(さらにその後、平成17年4月1日に土浦岩井線は土浦坂東線へ路線名が変更になっています。)
6基の橋脚に支えられた石造りの欄干を見ると、昭和初期の完成当時としてはかなり立派な橋だったのではないかと思います。それから80年余りの時が過ぎ、橋脚も欄干も色あせた表情を見せていますが、現在でも2トン以下の車両は通行可能になっています。
行方市と鉾田市を結び、北浦にかかる国道354号の鹿行大橋(ろっこうおおはし)の架け替え工事の現況です。写真手前が行方市側で、奥が鉾田市側です。
橋脚は6基のうち4基の設置が終わり、また3基の上にはすでに橋げたが架けられていました。現在クレーンが置かれている中央部にはアーチが建設される予定になっていて、完成はまだ先のように見えました。現行の鹿行大橋(昭和43年開通)は(写真では工事の陰になっていて見えませんが)工事現場の右側で供用されており、もう少しの間は現役でがんばってもらうことになりそうです。
鹿行大橋を遠くの高台から写した全景の写真も置いておきました。
青々とした草地に放牧されている牛の一群。どこかの牧場のようにも見えますが、実はここは利根川の河川敷です。たまたま利根川の景色が見たくて堤防を登ったら、広大な河川敷に30頭くらいの牛が放牧されていて、予備知識が全然なかったのでびっくりしました。後方に見える橋は利根川にかかる常総大橋(県道103号江戸崎下総線)です。
河川敷全体を少し引いて撮影した写真も置きました。
これ以前のカバーショットの写真は、以下のリンクからご覧ください(新しいものから順に並んでいます)。