真鍋停車場線ぶらり旅

2001年6月11日 作成

県道344号のヘキサ
県道344号 真鍋停車場線
起点: 土浦市真鍋1丁目11番22号地先 真鍋停車場から
終点: 土浦市真鍋1丁目11番15号地先 一般国道125号交点まで
総延長: 266メートル

県道344号は「真鍋停車場線」と言う名前の県道なのですが、「真鍋駅」なんて駅は茨城県にはありません。私は茨城県に来てまだ日も浅いので最近まで知らなかったのですが、昔は土浦駅から水戸線岩瀬駅まで、「筑波鉄道」という路線が走っていたそうです。その鉄道に真鍋駅があり、そこへ至る道が現在も県道として名残をとどめているのです。

しかしこの停車場線、例によって地図を見ただけではどこを通っているのか不明。同じ昭文社の地図なのに「スーパーマップル茨城県道路地図」と「県別マップル茨城県」でさえ食い違いを見せています。さっそく現地調査することにしました。


右折が県道344号になっている案内標識
電車で土浦駅に到着し、歩いて国道125号を北上。しばらくすると県道344号の案内が見えてきました。
市民会館入口交差点の標識

これがその交差点「市民会館入口」。マップルでは一応ここが県道の始まりなように描いてあるので、私も右折することにしました。

右折して約50メートルですぐに国道354号との交点に到達。「県別マップル」ではここで県道は終わってますが、「スーパーマップル」ではこの先も県道が続いているように描かれていて、食い違ってるので、一応この先も歩いてみました。

しばらく歩いたところの写真

しかし、歩けど歩けどヘキサは見つからず、それに真鍋駅の跡地らしきものも見当たりません。

700メートルほど歩いたのですが、途中で雨が本降りになってきて嫌になってきたので、あきらめて引き返すことにしました。何だかこの道は県道ではないのではないか、という疑念が湧いてきました。

関東鉄道本社の駐車場

同じ道を引き返すのもつまらないので、回り道して県道501号(岩瀬土浦自転車道線)を歩いて引き返しました。

途中で、茨城県南部に鉄道とバス路線を持つ会社である関東鉄道の本社の脇を通ったのですが、そこの駐車場で面白い物件を見つけました。

駐車場に何やらバス停の看板が転がっていますが、よく見てみると…

バス停の形の来客専用看板
さすがバス会社。「来客専用」の看板もバス停の形をしてる。
県道真鍋停車場線の文字ヘキサ

もう一度先ほどの「市民会館入口」交差点に戻り、その周辺をくまなく調べたら、ついに見つけました! しかも文字ヘキサ。うひゃひゃー大感激。

ヘキサはここの他にもう1箇所設置されていました。

県道真鍋停車場線の道の風景

この写真が県道真鍋停車場線の実態です。うーん、やっぱりどこにでもある単なる路地だ。鉄道が廃止になった今、人通りも車通りもほとんどなく、ヘキサだけが在りし日の筑波鉄道停車場の面影を現しています。

結論を述べると、「スーパーマップル茨城県道路地図」も「県別マップル茨城県」も、そして初めの写真にある市民会館入口交差点に面する道路案内表示板も、すべて誤っています。正確な県道の位置はヒ・ミ・ツ(気色悪)。

県道真鍋停車場線の起点付近

この辺が旧真鍋駅の跡地。つまり真鍋停車場線の起点になります。確かにこれなら総延長266メートルだとするとちょうどピッタリぐらいです。

しかし、この県道起点付近でとっても変な物件を立て続けに発見! (写真1写真2写真3写真4写真5) あまりにオモシロすぎるので写真をバシバシ撮っていたら、おじさん(というより見た目70歳くらいのおじいさん)に声をかけられました。話を聞いたら何とこれらの看板はすべてこのおじいさんが趣味で立てたものだそうです。関東鉄道社員駐車場500円というのはウソで、イタズラで付けたものだそうです。関東鉄道にも一応許しを得ているとか(本当かなあ)。おじいさんに「家はすぐそこだから、お茶でもどうだい?」と言われたけど、私は時間もなかったので丁重に断りました。

そんなこんなで、今回の停車場線ぶらり旅はとても面白かったです。(おわり)