(24) 1991年8月26日 — 室戸岬・木沢・神山

晴れ 、山の中は 曇り & 霧


Diary

8月26日の行程図

五台山公園で目を覚まし、当初はR55をこのまま行こうと思っていたのだが、地図を眺めて急きょ予定変更して、今日は「R193全線踏破」にチャレンジすることにした。なぜそうなったかというと、小松島〜和歌山のフェリーに乗りたいというのが前提条件としてあって、もしR55で小松島まで行っちゃうと香川県に一歩も入らずに四国を去ってしまうから、せっかくだから遠回りでも香川県に寄って四国4県を制覇してから小松島に行こうと思ったのである。

四国第3の岬、室戸岬は他の2つと違い、海に三角のウエハースを浮かべたような平らな岬だった。他の2つはそこまでの道のりがすごかったからね。

海南町からR55を外れ、いよいよR193開始。R193を地図でたどってみて、四国の山脈をドワーッと突っ切っているのでこれはすごそうだと思っていたが、実際に通って、そのすごさは予想をはるかに上回っていた。海岸から少し入っただけで、あっという間に両側を山に囲まれた渓谷を目のあたりにして「これが四国の本当の姿なのだ」と実感した。100番台の国道なのに車が全く通らない。1.5車線のほんとに狭い道を時速30kmアベレージでヒーヒー登った。3つの峠はどれもすごいものがあった。特に2つめ、土須峠の頂上の雲早トンネルをくぐると、ついに出たダート!! このツーリング初のダート国道である。距離を測ったら350メートル+100メートル+50メートルと3つに分断していて、舗装工事が行なわれている最中だった。このダートもせん滅される日は近いと思った※(1)

Note
※(1) その後の情報によると、雲早トンネル前後の道路はR193ではなく県道なのだそうです(当時も今も)。よってこの区間はダート国道ではなかったことになると思われます。

途中通った木沢村も神山町も信じられない位小さな村で、こんな所で生活できるのかとさえ思った。

吉野川沿いのR192に入ってやっと町がひらけて、国道番号がひとつ違うだけでこんなにも道路の内容が違うのかとマニアックな感慨にひたった。

本日の走行距離: 296km。


Photo

[五台山公園の朝]
五台山公園のベンチの朝。運良く屋根つきの場所で助かった。
[室戸岬]
室戸岬にて。
[R193の初め]
R55から入ったばかりのR193。初めは2車線道路だったが、すぐに…。
[山道のR193]
どひゃー! ずっとこんな感じだったR193。
[R193通行止め]
R193工事で時間通行止め。1時間に1回しか通行できないので待機。
[R439との交点]
R439(現R438)との交点にて。まだもう1つ峠が待っている。

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