(23) 1991年8月25日 — 中村・須崎・高知

小雨


Diary

8月25日の行程図

鹿島公園のベンチで目を覚ましたのがなんと午前11時で、あわてて荷造りしていたらオッサンが近づいてきて、「よう寝とったな。朝からずっと見とったが全然起きんから死んどるんじゃないかと思うとった」と言われた。そんなに心配なら起こしてよー。そのあともモタモタしてて出発は午後0時30分。もう今日はあまり走らんとこと決めた。

須崎に午後3時、ここらへんにもう寝よかと思い、駅でずっとボーッとしてたが、時間も惜しいし、今日は行けるとこまで行こうと思って気を取り直してまた出発した。

今夜寝る駅を探すために須崎からR56を外れ、県道※(1)を経由してR33にスイッチし、土讃本線沿いに走ったが、どの駅も寝るにはイマイチだったので、もう高知まで行くことにした。

Note
※(1) 当時県道だった須崎〜佐川の区間は、現在国道494号に昇格になっています。

高知市内に入り道も渋滞してきて、とりあえず駅の方へと思い左折したら偶然はりまや橋がドンとあった。写真とってFZRをその辺に置いて、恒例の街ブラブラを始めた。はりまや橋は川にかかっているのではなく遊歩道にかかっていてびっくりした。メシ屋に入ったらちょうどテレビで世界陸上男子100メートルが終わった所だった。カールルイスが9秒86で優勝と聞いてへーすげーと思いながらメシ食った。

その後も街をブラブラして(ゲーセンにも入ってしまった)歩き疲れたので高知駅へ行って休んでた。サッカー部の合宿らしき高校生の集団が改札の前にたむろしてて、現地で知りあったっぽい制服の女子高生と住所のメモを交換していた。たぶんサッカー部は間もなく出るムーンライトで大阪方面へ帰るのであろう。女の子たちは「バイバイ」と言ってどっかへ消えた。これから文通でも始まるのかねえ。いいねえいいねえ。と思いながら、一部始終を遠くから眺めていたオレも相当変な奴だなと反省した。

午後11時、いよいよ寝る場所を決めなきゃならなくて、地図に五台山公園ていうのがあったので行ってみたら夜景が最高にきれいな所で、もうキマリでそこの展望台の脇にあったベンチに寝た。

本日の走行距離: たった170km。


Photo

[鹿島公園の朝]
鹿島公園のベンチの朝。ベンチというよりテーブルですね。
[はりまや橋]
はりまや橋。

※写真をクリックすると拡大表示します。