(19) 1991年8月21日 — 延岡・高千穂・阿蘇山

雨 のち 大雨 暴風


Diary

8月21日の行程図

延岡〜高千穂のR218は鉄道も平行している区間なのでいい道だろうと信じこんでいたが、こんなに悪い道だとは思わなかった。1.5車線ビシバシ。それでも所々突然バカみたいに道が良くなってて、最近整備されたばっかりだろうなと思って、少し前まではもっと悪かったってことだよなと思った。

高千穂に着いた時からまたもや本格的に雨が降り出してきた。高千穂駅の近くのドライブインで弁当買って駅の中で食った。店のねえちゃんが超愛想悪くて頭にきた。食い終わって、雨降ってて嫌だったから観光はしないで出発した。

高千穂から阿蘇山へ向けてR325にスイッチ。でもこの道も最悪だ。とても国道とは思えない。でも高森峠を越えて阿蘇カルデラ内部に入ったら突然道が良くなった。

阿蘇有料道路はすごく良かった。草原がバーッと広がっていた。でも霧&雨がひどかった。阿蘇山頂(じゃないけど、少しふもと)のレストハウスでコーヒー頼んで、実家の両親と仙台の友人たちへ絵ハガキを書いた。阿蘇山を降りたら、やまなみハイウェイを通る予定だったが雨風がひどいので中止した。でも代わりのR212も大草原の中っぽかったけど雨が死ぬほど強くて何も考えられなかった。天気が良い時にこれらはもう一度来たい。

小国町付近で、ついにFZRのメーターが1万キロを突破した。バイクを停めてメーターの写真を撮った。しかしその後のR387も最高にひどい道だった。相変わらずの雨の中でこんな道を走ってて頭に来た。東北の300番台国道だってこんな悪くねえぞ。昨日のR222といい、やはり九州は山の国なのか、ただ単に金がまわらないのか。

そして午後5時くらいに引治駅にやってきた。まだ時間は早いがもう今日は走りたくなかったのでここに決めた。そして夜になり、いつものように無人駅の待合室で日記を書いていたら、突然外から犬が乱入してきてオレに吠え始めた。

「ギャー!」

「ワンワンワンワン!」

「おい待ってくれ、オレは怪しいもんじゃない。騒がないでくれ」

「ワンワンワンワン!」

待合室の中をグルグル逃げ回るオレ。追いかける犬。ヒーたまらん。ずっとこんなんしてたら寝れねーじゃねーか。

犬がちょっと部屋の外に出たスキに部屋の戸を全部閉めた。犬はガラス越しにまだオレに向かって吠えてる。かわいそうだがしょうがない。オレも寝なきゃいけねえんだ。でも写真だけ撮ろ。……と思ったらいなくなっちゃった。ちゃんと飼い主の所に戻ってくれよ。

今日は一日中大雨で着る物はく物かぶる物みんなビチャビチャになった。あちこちで道がせまくてほんと疲れた。ひどい一日。犬は来るし。でもメスだったな。ツーリングで初めて行きずりの女の子と遊んだ(情無)。

本日の走行距離: 227km。


Photo

[土々呂駅の朝]
土々呂駅の朝。この待合室で寝てた。
[草千里]
阿蘇山麓の草千里。天気が良ければきれいなんだろうけど…。
[1万キロ]
大雨の中、FZRの1万キロの記念写真。全然見えないっすね。

※写真をクリックすると拡大表示します。