(13) 1991年8月15日 — 佐世保・西海橋・長崎

晴れ


Diary

8月15日の行程図

今日もいろんな人と少しずつだけど話をした。こっちからは話しかけることはしないのに、向こうからけっこう話しかけてくれて非常にうれしい。これからはできればこっちからも話しかけることが少し位あってもいいかもね。

佐世保(午前9時30分着)では、まず駅で写真とって休んでから、弓張岳の展望台へ行った。けっこうきれいだったが、今までもうきれいな景色はくさるほど見てるので早めにきりあげた。

西海橋もそんな感じ。でも昔自分もバイクで旅したというオッサンといろいろ話してうれしかった。

長崎半島に入ってから今日も暑い日ざしの中FZRを走らせたが、途中道に迷ってもとの所へもどってしまった。違う道で戻ったらR202の先の方へ出たので、R202は絶対全線踏破したかったのでわざわざR202を逆走して間違えた地点まで戻ってきっちりR202を埋めていった。おかげでメチャクチャタイムロスになった。結局R202は福岡〜長崎全線踏破。やっぱりこの道もnice roadだった。

長崎に午後4時着。駅には寄らず、大浦天主堂とグラバー園に行った。大浦天主堂は中に入らなかったがグラバー園には入った(600円)。まこんなもんかなって感じ。アベックがやっぱりメチャクチャ多かった。長崎は女とふたりで旅するための街なんだよね。出発する時BMW1000(もちろんバイク)の30歳くらいの人と話して、最後に「ひとりだとさみしいだろう?」と言われて「はいもうムチャクチャさみしいです」と思わず答えてしまった。

今までオレはほんとにタイミングよく祭りに出会うが、今日も長崎で精霊流しがあると聞いてなんてオレはタイミングがいいんだろうと思った。今日の宿駅を決めてから早速JRで見に行った。「精霊流し」というイメージとまるっきり違ってた。爆竹があちこちでブバババババババババってものすごい音で鳴り響いて、ほんとに豪快だった。これが九州の豪快さなのだと思った。今回のツーリングではっきりわかったことは、近畿から西は人種が違うんだなーってこと。方言といい、広島でカギ壊されたことといい、昨日の唐津駅での会話といい、絶対人種が違うよ。

精霊流しはその豪快さに圧倒されまくって、写真ビシバシ撮った。あと爆竹を1箱もらったので、オレも少しだけ祭りに「参加」した。すっごい気持ち良かった。爆竹のおもしろさってこれなんだね。

本日の走行距離: 243km。


Photo

[山本駅の朝]
山本駅の朝。ホーム奥の待合室で寝てた。
[西海橋]
佐世保と長崎を結ぶ西海橋。
[R202]
長崎半島外側を走るR202。
[長崎グラバー園]
長崎グラバー園にて。
[精霊流しその1]
精霊流しその1。船を運ぶ人が爆竹を鳴らしまくる。
[精霊流しその2]
精霊流しその2。船が通り過ぎた跡は爆竹のカスだらけ。

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