(1) 1991年8月3日 — 仙台・宇都宮・東京

曇り ときどき 雨 ところにより一時 大雨


Diary

8月3日の行程図

持ち物リスト:

●タンクバッグの中:
グランプリ全日本地図、時計、タオル、軍手、日焼け止め、ハンカチはながみ、日記用ノート、鉛筆、消しゴム、少々の金、タンクバッグ雨カバー、ビーチサンダル、テレホンカード。
●リアシート大かばんの中:
着替え(半袖×3、長袖×3、パンツ×5、Tシャツ×5、靴下×5、短パン、海パン)、石鹸、シャンプー、ビオレ、電気カミソリ、歯ブラシ、歯磨き粉、タオル3種(小&ゴシゴシ&バスタオル)、トレーナー、予備ジーンズ、カッパ、切手、アドレス帳、鉛筆、スーパーレインX、ヘルメット消臭スプレー、チェーンオイル、足首防雨カバー、つめきり、健康保険証、自賠責証明書。
●シュラフほか:
シュラフ、シュラフ袋、シュラフ防雨カバー(といっても単なるスーパーのポリ袋)、リアシートに荷物をくくるひも。

※カメラは東京で買うことにした。

準備はだいたい整った。これからどんなつらいことが、どんな楽しいことが、どんな苦しいことが、どんな感動が待っているのか。それはまったくわからない。

午前8時30分、日本の夏へ、仙台のアパートをあとにした。天候は曇り。今にも雨が降ってきそうだったがしばらくは持ちこたえた。今日はとにかく国道4号をひたすら南下して東京の友人のアパートを目指す。午前10時、福島付近のセブンイレブンでサンドイッチを買って、店の前の車止めに座って遅い朝食をとった。

郡山のあたりで少し晴れ間が見えてきた。このあたりのR4はバイパスが整備されてて非常に快適に走れた。しかし福島〜栃木の県境を過ぎると、なんだか行く先の方面に真っ黒な雲が横たわっている。これはヤバいなと思いあらかじめカッパを着込んでおいた。走っているとどんどん黒い雲が近づいてきて、ついに真下に入ったと感じた瞬間、突如大雨が襲った。こんなに雨が降っている所と降ってない所がはっきり区別できたのは生まれて初めての経験だった。矢板を過ぎたあたりで大雨の中立ちゴケしたのがショックでかかった。

宇都宮からは新4号バイパスへ。この道はなんだかすごい道だった。バイパスというと普通は郊外型大型店舗が立ち並んでいるもんだが、ここは沿線に店が何もない。地平線が見えそうな田園地帯をひたすら突き抜ける道である。天気もやっと回復してきた。

R50交点から先、R125交点までは未開通だったので、小山市から古河市まではR4旧道の方を通った。渋滞してていやだったので古河市からまた新4号バイパスに戻った。

そんなこんなでやっと都内へ突入。東京をドライバーとして走るのは初めてだ。梅島陸橋でR4に別れを告げ環七通りへ。しかしなかなか車が進まない。一日中走って疲れてたし初めての都内の道なので運転はかなりヤバかった。だがなんとか桜上水の友人のアパートまでたどり着くことができた。

本日の走行距離: 383km。